グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



TOP >  院長ブログ >  吸入ステロイド薬 診断的治療

吸入ステロイド薬 診断的治療


学童以上の子どもは呼吸機能検査ができるので、喘息の診断や吸入ステロイド薬の効果を確認することは難しくありません。乳幼児は呼吸機能検査ができないので、気管支喘息を疑った場合に吸入ステロイド薬を処方するかどうかは、いつも悩みます。残念ながら、小児気管支喘息診療・管理ガイドラインにも、その答えはありません。ペンギン先生は、「まずは1か月だけ吸入ステロイド薬を処方してみる」を試みています。1か月使って効果があれば気管支喘息と診断します。効果がない場合は気管支喘息の診断は否定的と判断して、吸入ステロイド薬を中止します。これを「診断的治療」といいます。