グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



TOP >  院長ブログ >  食物蛋白誘発胃腸症 (2)

食物蛋白誘発胃腸症 (2)


食物蛋白誘発胃腸症はIgEが関与しない食物アレルギーです。症状は嘔吐と下痢の胃腸症状です。嚥下の問題による嘔吐は食べた直後に嘔吐し、嘔吐すればスッキリした表情となります。下痢はありません。一方卵黄による食物蛋白誘発胃腸症は食べてから1−3時間後に嘔吐します。嘔吐時の顔色は蒼白で、嘔吐の数時間後に下痢をします。即時型の食物アレルギーとの鑑別は、嘔吐時に蕁麻疹や咳などの即時型症状がないことと卵黄に対する特異的IgEが検出できないことです。