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アレルギー基礎講座8 呼吸機能検査


呼吸機能検査(フローボリュームカーブ)は、目に見えない気道の状態を数値で評価できる重要な検査です。呼吸機能検査は胸いっぱいにたくさん空気を吸って、その後一気に吐き出した1秒間の空気の流量を測定します。その流量の変化(曲線パターン)を用いて、喘息の診断と治療効果、さらに声帯機能不全や気管軟化症などの疾患との鑑別が可能です。呼吸機能検査は、息を吸い込む量と吐きだしに対する努力に依存する検査ですので、6歳以上にならないと信頼のある呼吸機能検査はできません。さらに、健康な人でも呼吸機能には10%前後の変動があるので、喘息児の呼吸機能を正確に評価するためには定期的に呼吸機能を反復測定する必要があります。