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百日咳の症状


2025年になり百日咳の報告が増加しています。子どもの百日咳(百日咳菌による感染症)は、特に乳児にとって重症化することがあり、早期発見と予防がとても重要です。今回は、百日咳の症状を解説します。

百日咳の症状は、以下の3つの時期に分けることができます。
(1)カタル期(1〜2週目)
軽い咳、鼻水、くしゃみ、微熱など風邪と区別がつきにくい症状で始まります。
この時期が最も周辺への感染力が高いです。
(2)痙咳期(2〜6週目)
特徴的な連続する激しい咳発作がみられます。
息を吸うときに「ヒューッ」という笛のような音(吸気性笛声音)が出ることがある
咳き込み後に嘔吐することもある
乳児では無呼吸発作やチアノーゼを起こすことがあります。
(3)回復期(数週間〜数か月)
咳の頻度や重症度が徐々に軽減しますが、咳がなくなるまではしばらくかかります。