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子どもの呼吸機能検査の問題点2


フローボリューム曲線は 気道の閉塞や狭窄の部位・パターンを反映する 一方で、すべての呼吸器疾患を診断できるわけではありません。
今回はフローボリューム曲線では診断できない呼吸器疾患を解説します。

まずは、
肺炎は気管支より肺実質の炎症ですので、フローボリューム曲線:では、特徴的なパターンを示さず、正常に近いこともあります。
呼吸困難があるときは、検査が十分にできないため、曲線が小さくなる程度です。
さらに
胎児期からの肺の構造異常である肺葉性嚢胞や先天性の気管支の奇形などの一部の病変では、全体の換気機能に反映されにくく、フローボリューム曲線は、正常曲線を示すことがあります。