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TOP >  院長ブログ >  アレルギー性鼻炎と気管支喘息の密接な関係2

アレルギー性鼻炎と気管支喘息の密接な関係2


さらにアレルギー性鼻炎と気管支喘息の密接な関係について解説します。

臨床的影響
鼻炎の症状(鼻づまり、鼻水、くしゃみ)があると、口呼吸が増え、気道が乾燥・刺激されやすくなり、喘息発作を誘発しやすくなります。
夜間の鼻閉による睡眠障害も、喘息のコントロールを悪化させる要因になります。
実際、鼻炎を治療すると喘息の症状も改善するという報告が多数あります。

治療の関連性
ロイコトリエン受容体拮抗薬(モンテルカストなど)などの抗アレルギー薬は、鼻炎と喘息の両方に有効です。
重症な鼻炎の治療に点鼻ステロイド薬はかかせまんし、中等症以上の喘息の治療は吸入ステロイド薬が主役です。
さらに、舌下免疫療法(スギ花粉、ダニ)は鼻炎だけでなく喘息の改善や発症予防にもつながると期待されています。