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重症喘息治療における生物学的製剤ゾレアの役割2


ゾレアが重症喘息治療に有効は理由は
①:重症喘息の多くは、アレルゲンが体に入ることでIgEを介した即時型アレルギー反応が起こり、ヒスタミンやロイコトリエンが放出され、気道が急激に反応して発作を引き起こします。ゾレアはIgEを中和し、肥満細胞や好塩基球の暴走を未然に防ぐことで、この“発作のスイッチ”をオフにします。
②:喘息の本体は慢性気道炎症です。特に重症喘息では、アレルギー性炎症を誘導するTh2サイトカインが過剰なために
アレルギー細胞の一種である好酸球が気道に集まりやすい
粘液分泌が増加している という状態が続いています。
ゾレアはIgEを減らすことで、アレルギー性慢性炎症そのものを止める働きを持っています。その結果、発作を起こしにくい「炎症の静かな気道」へ近づけることができます。