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重症喘息治療における生物学的製剤デュピルマブの役割3


デュピルマブの喘息に対する適応は以下です:
12歳以上の重症気管支喘息で、以下の特徴を持つ場合に有効性が高いと報告されています。
好酸球増多(血中好酸球 ≥150/μL)
FeNO 高値(≧ 25 ppb)
アレルギー型(IgE高値・アトピー素因)
慢性副鼻腔炎(鼻茸あり)やアトピー性皮膚炎の併存疾患がある場合、治療満足度はさらに高まります。

デュピルマブは初回投与として600mg(300 mg × 2本) 皮下注射し、その後は300mg を 2週間ごとに皮下注射します。
自己注射も可能で、多くの患者さんが自宅で実施しています。

問題点・注意点としては、
投与後数ヶ月で血中好酸球が一時的に上昇することがあります。
注射ですので、注射部位に腫脹・発赤・痛みが生じることがあります。
保険診療でも医療費は高額となる。高額療養費制度を利用することができます。