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TOP >  院長ブログ >  デュピルマブと慢性特発性蕁麻疹

デュピルマブと慢性特発性蕁麻疹


特発性慢性蕁麻疹(CSU)にもデュピルマブは効果があります。

この病気は
・原因が特定できない
・毎日のように膨疹(ミミズ腫れ)とかゆみが出る
・抗ヒスタミン薬を飲んでも治まらないことがある など慢性蕁麻疹は、見た目以上に 睡眠障害やストレス が強く、生活の質を大きく下げる病気です。

デュピルマブが投与できる条件は
・抗ヒスタミン薬を複数、増量しても改善しない
・ステロイドを使わないと治まらない
・ゾレア(オマリズマブ)が効かない、または使えない  などの「治療抵抗性」の患者さんが対象です。

期待できる効果は
・かゆみが速やかに軽減
・蕁麻疹の出る頻度が大幅に減る
・睡眠の質が改善
・ゾレアが効かなかった患者にも改善が見られる  などが報告されています。

ただし、ゾレアの効果が比較的早く出ることに比較して、効果が出るまで数週間〜2か月かかることがあります。